佐藤先生が院長を務めていた当時、旧テナントの老朽化と取り壊しを機に、新築移転を決断。当初は大手メーカーに建物を依頼し、株式会社K・メディカルフォートに内装のみをお願いする予定でしたが、相談を重ねるうちにすべてを一括で依頼する形に切り替えました。
「診療を続けながらの準備で、自分一人では到底回しきれない部分を任せられたのが助かりました。必要なことを質問してもらい、それに答えていくだけでプロセスが進む。丸投げに近い感覚でしたが、スムーズに完成まで至りました。」
犬と猫を分離する待合・診察動線に加え、ボランティアで保護された犬猫を受け入れる際の感染症リスクにも配慮し、裏口導線まで考え抜いた設計を実現。二重扉や視線を遮る仕組みも取り入れ、動物たちにとって安心できる環境を形にしました。
資金調達面では、地域の信用金庫を紹介され、複数の銀行を比較検討できたことも安心材料に。
「大きな借入は初めてで不安でしたが、紹介いただいた信用金庫は柔軟で、返済周期や金利の条件も納得できるものでした。2%の差でも数百万単位で変わってきますから借入面でも支えていただけたことは本当に大きかったです。」
また、病院だけでなく不動産収入を見込むために上階をテナント化する構想があり、返済の安定を見据えたアイデアを株式会社K・メディカルフォートが設計に落とし込みました。看板や照明の配線まで設計段階で先行整備し、将来のテナント活用にも安心して備えられる計画となりました。後から撤去や追加工事が不要となるよう、初期段階で一括整備できた点も安心でした。